DIクイズ5:(A)ベルソムラ服用患者に処方された抗菌薬:日経DI


抗生物質のクラリスロマイシン、抗真菌薬であるポサコナゾール、ボリコナゾール、およびイトラコナゾールなど、CYP3Aを強く阻害する薬剤を服用している場合は、スボレキサントの血中濃度が著しく上昇するため、併用禁忌となっています。


ベルソムラを服用すると、有効成分であるスボレキサントが体内に吸収されていきます。内服後、1.5時間(1.0~3.0時間)経過すると、最高血中濃度に到達します。そして、半減期である10時間が経過すると、薬の効果が弱くなっていきます。

個人差はありますが、超短時間型の睡眠薬と比較して、ベルソムラの作用時間が長いという理由によって起こり得る副作用の一つです。人によっては、薬による眠気が仕事に影響することがあります。

【超重要・厳重注意】 “クラリスロマイシン(CAM)”と併用禁忌の医薬品ラインナップ.

アルコールは、中枢神経系を抑制する作用がありますが、ベルソムラも同様の働きがあります。そのため、飲酒をした状態でベルソムラを服用すると、作用が増強して副作用の発現が高くなるので、注意してください。