クレオパトラは本当に蛇の毒が死因? 自殺に使ったコブラは神経毒
フランス王の「王妃 (Marie Antoinette, 1755-1793)」はギロチン台でその生涯を閉じた。また、絶世の美女と謳われた「パトラ (CleopatraⅦ, BC69-BC30)」もの権力闘争に翻弄され、39歳の若い、エジプトの「 (pharaoh)」にありながら、残酷で衝撃的な最期を遂げる。
その圧倒的な美貌と権力を武器に、偉大なる女王として世界に名を轟かせたクレオパトラだが、ローマとの戦争に敗北し、命を落としてしまう。死後、冥府へと送られたクレオパトラは、唯一の心残りであったエジプト国外に脱出させた息子がローマの卑劣な謀略によって殺害されたことを知り激昂する。ローマへ復讐する力を得るため、冥界の神オシリス、アヌビスやギリシャの最高神ゼウスに祈りを捧げ続け、ついに神の加護を受け大いなる力に目覚めたクレオパトラは、死後の世界から現世へと復活を遂げ、天空から神々しい光をまとってローマへと降臨する。ゼウスの加護によって雷の力を得たペットのコブラに破壊を命じたクレオパトラは、冷酷な表情を浮かべながらローマの町並みを静かに見据えるのであった。
パトラがイチジク (figs) の籠(かご)の蓋を開けると、そこに忍ばせておいた「 ()」が這い出し、これに我が身を咬ませて死に絶える。さらに、お付きの2人の侍女 (maids)も、次々と咬まれる。その悲惨なシーンは、ハリウッド映画のクライマックスになった。
このローマ時代から言い伝えられた「パトラ最後の場面」の伝説に疑問を抱いたのは、2人の科学者。Manchester大学で「 (Egyptology)」を研究するJoice Tyldesley氏とManchester 博物館ので「爬虫類 (herpetology)」を専門とするAndrew Gray氏だ。
そして権力をもった王妃たちの歴史は、その最後を飾るクレオパトラ女王(クレオパトラ7世)へと続いていくのです。 ..
クレオパトラに代表される古代エジプトの王妃や女王たちをテーマにした展覧会です。
「絶世の美女」として語り継がれるクレオパトラ、女王として君臨したハトシェプストなど、時に大きな政治的・宗教的な役割をも果たした古代エジプトの女性たち。世界各地の名だたる美術館や博物館から古代エジプトの選りすぐりの名品を集め、彼女たちの魅力をたっぷりとご紹介いたします。
Even if you could gain a life full of power, wealth and health, your eager for happiness will never end up without thinking, honesty, and consideration for the nature.
たとえ人生がどんなに権力、富、健康に恵まれたとしても、そこに思考、正直、自然への思いやりの心が欠けていたら、幸せなどやって来るはずがない。
突然ですが、皆さんは、美人と聞くと誰を思い浮かべます? 高飛車で行き遅れて野たれ死んだといわれる『小野小町』でしょうか。それともものすごい腋臭だった『楊貴妃』かな。今回のテーマはこのお2人でなく、世界的に美人の代名詞として知られる『』の『死因』にスポットを当ててみました。
・お色気美人が寝具の中から出てきたら?
まずについて簡単に説明しますね。(7世)はエジプトの女王です。親ローマ派だった父王の死後、自分の弟と結婚してエジプトを共同統治します。が、ローマ派のとローマからの独立を標榜する弟王は仲違いを起こして、内戦が勃発。
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…物語に登場するコブラでは,エジプトの女王クレオパトラの死にまつわるアスプaspが有名で,女王は毒蛇アスプにみずからの豊かな胸をかませて命を断ったともいわれている。現在ではアスプと呼ばれるのはクサリヘビ属のアスプクサリヘビ であり,クレオパトラが用いたとされるエジプトコブラではない。しかし古代エジプトではヘビそのものをアスプと呼び,クレオパトラを画題とした歴史画でも,G.フェラリらはコブラを,G.レーニらはクサリヘビをかいている。…
コブラだとも言われている。<吉村作治『クレオパトラの謎』1983 講談社現代新書 p.205>
・カエサルのお次はアントニウス! 3人の子を生む
カエサルの力を借りて弟(と妹)を倒したは別の弟と再婚。しかし、ここでは愛人カエサルの子供を産むのです。
よく言われる伝説は、 「クレオパトラは自分を蛇に噛ませて自ら命を絶った」 という話だけど、 エジプトにいるコブラは3m近い。
アスプの毒は割と強く、小柄な女性であれば50mg程度の毒で死亡します。しかし同程度の毒性で毒量が多いキング(体長3メートル)に噛まれても即死することはなく、死ぬまでに数十分程度はかかります。
【美しいイラストで知る 歴史をつくった女性人物ストーリー】 第2回 世界三大美人<クレオパトラ・楊貴妃・小野小町> ..
演出好きのはきっと「無花果の籠に隠した毒蛇で命を絶つワタクシってカッコいい!」と思ったに違いありません。それらを総合して考えると「何かの毒+毒蛇」の合わせ技で自殺をしたのではないかと推理します!
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蛇足になりますが「はそれほど美人ではなかった」説も有力です。しかしとても聡明な女性であったことは確かなようです。カエサルも彼女の頭の良さと声の良さを褒めたようですが、容姿について褒めたとの記録は残っておりません。
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シェイクスピアが参考にしたのは『プルターク英雄伝』で、クレオパトラが、死刑囚を最小の苦痛で処刑するためにあらゆる毒薬に興味を持って試験し、その結果aspicの毒が最善であること、すなわち眠くなるだけで苦痛がないことを知っていたからとしている。本当にアスプコブラの毒は苦痛を与えないのだろうか。
地球上には2600種以上のヘビが知られているが、毒を持つのは約450種とされている。中でもコブラ科に属する蛇は毒性が強く、半致死量(LD50)で数ng/kgから数mg/kgとされている。コブラ咬傷の致死率はインドで約10%とされるが、神経・筋接合部のアセチルコリンレセプターを遮断するため呼吸筋の麻痺をきたし、死に至るまで、苦痛がないとは考えられない。楽な方法ならば他にも模倣者が出てきそうだが、歴史的にもクレオパトラの他にはヘビで自殺した例はなく普及しなかった。お決まりのPubMed(論文データベース)で検索しても、蛇毒による自殺の成功例はない。
クレオパトラに関する医学論文はほとんどないが、シカゴのロヨラ大学精神科のOrlandらは、同時代の資料から、彼女が非常に高い知性と行動力の持ち主であり、プライドの高さと自己愛がその自殺の原因としている。
コブラは古来、上下ナイルの支配者としてエジプトの王冠を象徴するものであり、彼女の最後の自己主張だったのではあるまいか。多くの自殺者は死ぬという目的以外に、死の方法自体で何らかのメッセージを残す。クレオパトラの場合、自殺が未遂に終わればかつて最高権力者カエサルの愛人として、またオリエントの女王として栄華を尽くしたローマに連行され、今度は捕虜として蛮人の族長と同様に晒し者になったはずである。このような屈辱は、誇り高いエジプトの女王には耐えられない。
証拠はないが、彼女の演技的性格からすると、毒物の内服など外傷をきたさず確実に死に至る手段をとったうえで、古代から続くエジプト王朝の最期をそのシンボルであるコブラに託したというのが真相ではあるまいか。
クレオパトラ“7世”」、彼女以前の「クレオパトラ」も女性統治者として名前を連ねている。 クレオパトラ ..
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