「コブラ」手塚が称賛したデジタル漫画の先駆け 寺沢武一展が開催中
こうした性格の主人公は、特に当時の少年漫画ではかなり珍しい部類でした。しかもコブラの場合、容姿との兼ね合いもまた特徴的です。こうしたキャラクターの場合、二枚目やイケメンでもおかしくありませんが、コブラの見た目だけを語るならばずばり「三枚目」。たれ目で団子鼻という見た目は愛嬌こそ感じますが、ハンサムとは言い難い容姿です。
特に連載第一話目のコブラは、自ら記憶を消して社会に埋没しているため、うだつの上がらないサラリーマンに他なりません。
とにかくコブラが強いのなんので、たとえ追い詰められても派手に逆転して勝利する痛快作品。
「コブラ」のアイデア 38 件 | コブラ, コブラ 漫画, サイコガン
こうしたいくつかのギャップと、ここ一番では決める振る舞いが、コブラという人物を魅力的に引き立てます。そしてお宝を狙う一方で、決して欲深いわけではなく、困難への挑戦を楽しんでいる面が大きい模様です。例えば、相棒のレディを助けるために向かった「カゲロウ山」の山頂にはニ十トンもの金塊があったのに、コブラは全く目もくれずに下山しています。
本作の主人公は、作品名と同名のコブラ。フルネームは不明で、本名なのか偽名なのかも分かりません。左腕に銃(サイコガン)を仕込み、見事なプロポーションを持つ相棒「アーマロイド・レディ」と共に、宇宙船「タートル号」を駆り様々なお宝を華麗に奪います。
いわゆる「正義の人」からはほど遠く、強いて言えば劇画系漫画に近い主人公像と言えるでしょう。そんなコブラを、敢えて少年漫画の主人公に据えた寺沢氏の先見の明は、コミックの発行部数5,000万部超え(全世界累計)という大成功をもって正しく証明されました。
バトル漫画の多くは、正義や倫理を重んじて、悪側の敵と戦う作品がほとんど。そんな時代の中、漫画「コブラ」は宇宙海賊を主人公に据え、法律を歯牙にもかけないアウトローを描くSFアドベンチャーとして発進しました。
SF漫画「コブラ」などで知られる漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち、本名=たけいち)さんが8日、心筋梗塞のため亡くなった。68歳だった。
漫画「コブラ」の連載は、1978年に「週刊少年ジャンプ」で始まりました。当時の週刊少年ジャンプは、「キン肉マン」や「ドーベルマン刑事」などの人気漫画が活躍。また後続で「Dr.スランプ」「キャプテン翼」「キャッツ・アイ」なども登場し、大きな盛り上がりを見せます。
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残虐非道の海賊ギルドに立ち向かう一人の英雄・・・左腕にサイコ・ガンを持つ不死身の海賊コブラが、相棒のアーマロイド・レディと共に宇宙銀河を駆け巡る!寺沢武一の傑作痛快アドベンチャー!!
[1-3話]スペースコブラ(1982)│寺沢武一の大人気コミック原作 アクションスペースオペラ│TMS60周年
どれだけ嘆いても、時は戻りません。そして、作者が去った後でも、作品は残り続けます。個人として失ったものの大きさを痛感していますが、ひとりのライターとしてすべきことは、寺沢氏の名作とその足跡をこれからも伝えること。その想いから、寺沢氏の代表作である「コブラ」の魅力や特徴などを、今回改めて紹介します。
SFアクション漫画の金字塔として、時代を超えて光り輝く名作『コブラ』。 ..
残虐非道の海賊ギルドに立ち向かう一人の英雄・・・左腕にサイコ・ガンを持つ不死身の海賊コブラが、相棒のアーマロイド・レディと共に宇宙銀河を駆け巡る!寺沢武一の傑作痛快アドベンチャー!!
「コブラ」などを手掛けた漫画家の寺沢武一氏が心筋梗塞のため9月8日に死去 ..
筆者もいちファンとして、各作品……特に「コブラ」を愛読し、のめり込んできた読者のひとりです。脳腫瘍といった大病で筆を置く時期もありましたが、そのたびに寺沢氏は必ず舞い戻り、素晴らしい作品を提供し続けてくれました。
□コブラとは寺沢武一の漫画作品。 『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1978年から ..
アイアン・ブル軍曹率いる小隊に配属されたコブラは、作戦中合流した第7機動隊の指揮官ゲッペルの裏切りが発覚し、ともにヘルクルセイダースの母船へ搬送された。母船には残忍なルービック中佐、そして傭兵たちを率いるゴールドマン総統が乗船していた。
コブラたちはそこで、『ヘル・クルセイダース』の本当の目的を知ることになる。
敵対したゴールドマンは、コブラに対抗するために最後のバトル・アーマロイドと呼ばれるブラックソード・ゼロを冷凍催眠から呼び起こした。
漫画 · 漫画コミック【COBRAコブラ 1-10巻・全巻完結セット】寺沢武
また、「BLACK KNIGHT バット」、「鴉天狗カブト」、「ゴクウ」、「武 TAKERU」、「GUNDRAGON」など様々な作品を生み出しながら、代表作とも言える「コブラ」の執筆も定期的に続け、2019年には「COBRA OVER THE RAINBOW」の連載を開始。長き生涯にわたり、熱意と意欲を持って漫画執筆を続けた作家でした。
SFハードボイルドマンガ『コブラ』の連載開始45周年を記念し、原作者・寺沢武一の正式な監修を受けた複製版画が登場。
バロン島付近で海底に眠る宝探しをしているはずの、コブラの知己・ジョニーの船が、三日前から消息を絶った。地元の漁師たちの反応もおかしい。聞けば、バロン島近海は「さまよえる美女」の伝説があり、海底をさまよう美女の亡霊たちに呪われているというが…。その他短編収録。
「コブラ」の漫画家・寺沢武一さん死去、68歳 「デジタル漫画」先駆け、98年に脳腫瘍判明も創作続ける ..
寺沢氏の漫画家歴は長く、1978年には「コブラ」で初連載を獲得。「週刊少年ジャンプ」でも掲載が1984年まで続き、以降も「スーパージャンプ」など複数の媒体で「コブラ」を描き続けました。
コブラ、爬虫類、アイコン、マンガ、動物、ロゴ、漫画などの絞り込みキーワードがよく使われています。 全て表示
ダスト星アスファルト・ヒルは軍用金の輸送ルートである。大量の金塊やダイヤを護衛するのは、第7騎兵隊ただひとつ。協力者「人形使いのマリオ」と共にコブラはそれらの財宝を狙っている。だがクレイジー・ブル率いる現住一族に襲われた輸送隊は殲滅。囚われた騎兵隊員シュミット中尉とコブラたちは、いかなる方法で逃げ出すのか。その他短編収録。
COBRA 文庫版(集英社) コミック 全12巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
名作「コブラ」を通して、寺沢武一氏の素晴らしい手腕を振り返ります。
英語版 | 寺沢 武一 · 4.35つ星のうち4.3 (35)
コブラを追跡していたのは何と銀河パトロールのドミニクであった。てっきりコブラは自分を捕まえにきたものだと思っていたが、ドミニクはコブラに仕事を依頼しに来たのだった。ドミニクからこの仕事を成功させれば過去の罪状が全て帳消しになると言われて…!?
COBRA vol.1 COBRA THE SPACE PIRATE | 寺沢武一 | Amazon
寺沢さんは北海道生まれ。浪人時代に投稿した漫画が入賞したことから漫画界入り。1976年、上京して漫画部のスタッフになった。アシスタントをしながら、の手塚賞佳作を受賞。で連載したデビュー作「コブラ」は、左腕に武器「サイコガン」を着けた海賊コブラの活躍を描いた作品で大ヒットし、アニメ化もされた。
ふとしたことをきっかけに、彼は自分が過去の記憶を暗示によって隠し、整形によって顔を変えた海賊コブラであることを思い出す。
キャラディン宇宙港へ向かう途中に戦闘に巻き込まれてしまい、ドメル軍の戦闘機に撃墜されてしまったコブラ。空襲によって壊滅状態にあった外人部隊と出くわすことになり、共に共闘を結ぶこととなったのだが…!?