コブラのモデルは全般的にサイズも大きいため、パターケースに入らない場合があります。
また、パターは使用劣化が少ないことから、予算よっては中古モデルも選択肢に入れると幅広いモデルを選ぶことができます。
全モデルの中で最も刷新されたのは、コブラ「3Dプリント AGERA(アゲーラ)」だ。これまでのモデルはスクエア形状でパターの真ん中が空いていた。2代目「AGERA」のオールブラックへのカラー変更は良かったが、視覚的な流れはよろしくなかった。
コブラのパターは、全般的に高めの価格設定なので、選ぶ前には予算を立てておくことが必要です。
コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴。
そして、コブラではスタンダードの「AGERA」に加え、小型化した「RS」モデルも発表。ご想像の通り「AGERA RS」は「AGERA」に似ているが、小ぶりな形状をしている。マレットの見た目は好きだけど、サイズが気になるという人にはこのモデルがピッタリだろう。「AGERA RS 30」は、「AGERA」のショートスラントネックモデルだ。
<日本発売モデル>「AGERA(アゲーラ)」シングルベンド/「AGERA RS」シングルベンド/「AGERA RS 30」ショートスラント/「AGERAアームロック」クランクネック各¥49,500(税込)
「問題ないなら余計なことはするなよ」とは、多くのパターブランドの座右の銘だ。「GRANDSPORT 35(グランスポーツ35)」の成功を考えるとその通りかもしれないが、コブラではこの「GRANDSPORT」の設計を大きく変更することを選んだ。これは見た目を重視した判断だったのだと思う。
これまでの「AGERA(アゲーラ)」同様、上の写真にある前作の「GRANDSPORT」は見た目が非常に変わっていた。その要因となっていたのは、背部が空いていたこととドラム缶型の「タングステンウエイト」だけど、これは多くのユーザーの共感を得るには独特過ぎたのかも知れない。「3Dプリント GRANDSPORT 35」は、後方から見ると他の多くのブレードパターと同じような見た目をしている。独特な見た目と確かな性能を持つブレードでなくなったことはある意味残念だけど、今回のモデルは前作よりも“ゾッとしない”ので、多くのゴルファーがコブラをパターブランドとして見るようになるとは思う。リスクと言えば、3D技術が視認できないので、349ドルという価格を理解してもらいにくいということだ。
<日本発売モデル>「GRANDSPORT 35(グランスポーツ35)」クランクネック/「GRANDSPORT 35アームロック」クランクネック各¥49,500(税込)
コブラの3Dプリントされた「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」の牙形状はそのままだが、“牙”が変わった。新しい「SUPERNOVA」のデザインは、新しい「AGERA(アゲーラ)」のデザインを反映している。搭載している牙はワンピースだった前作とは違い、分割されているようだ。今回の牙は、3Dプリントされた格子の上にメタルとカーボンファイバーを組み合わせている。サイトラインが伸びており、パターがどこを向いているのかがさらに分かりやすくなった。注目すべきはソールウエイトが角の後ろにあることで、ウエイトが前方にある「AGERA」よりも、よりマレットのフィーリングが得られるようになっている。
新しい「3Dプリント」パターはモデル名は同じだけど前作とは違うし、「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」、「AGERA(アゲーラ)」、「GRANDSPORT(グランスポーツ)」はかなり刷新されている。
モデル名だけ見たら、新しい「3Dプリント」パターシリーズは前作の「キングブラック 3D」シリーズと変わらないように見えたかも知れない。仮に皆さんがそうだったとしても、私も実際にこのパターを見る前は同じことを考えていたので、あれこれ言うつもりはない。
2つ目の新しいパター、「Cuda」はより興味深いモデルだ。このマレットにはかなりのこだわりが見られる。アドレス時、3本のアライメントラインが、まるでピンの「Ketsch(ケッチ)」のような感覚をもたらす。V字型のフロントエッジがパターの中心に視線を集め、「Cuda(クーダ)」のユニークな外観を演出している。
それはパター市場において、どうしてコブラの存在感が増していないのかということ。
突き詰めると、ネックに選択肢があることでコブラパターの潜在顧客層は拡大する。ネックの数が多ければ、多くのゴルファーのスイングに正確にマッチできる可能性は広がるのだ。
まだコブラパターを試したことがなければ、それが変わる可能性は十分。
ではネックオプションがあるのは良いことなのだろうか?パッティングストロークに合うパターをフィッティングするということなら、答えはイエス。ネックを変えると通常はトゥハング(トゥの傾き度合い)が変わり、トゥハングが変わるとストローク中のフェースの開閉が変わることになる。
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「3Dプリント」と「ヴィンテージ」パターの両モデルをご覧いただくと、ネックオプションが多いことに気がつくと思う。多くのモデルでネックオプションが最低2つはあり、コブラ「ヴィンテージ STINGRAY(スティングレー)」には3つもある。
カテゴリ:【COBRA】コブラ ヴィンテージ パター シリーズ,特集ページ
ソールのデザインには驚かされた。パターの後端は中空で、『可変ウエイト』が予想以上に前方に位置している。他の多くのコブラパターがウエイトを後方の角に配しているので、「Cuda」もそれに倣うだろうと考えていたのだ。
コブラのパターおすすめ10選!人気メーカーの名器を厳選して紹介!
ブレード感覚で打てるマレット『STINGRAY(スティングレー)』
『VINTAGE PUTTER』シリーズで、中央に長いラインの入ったデザインが特徴のマレットが『STINGRAY』だ。コブラ契約プロのリッキー・ファウラーがテストしているモデルで、重心角0度のシングルベンドシャフト、20度のクランクネック、30度のスラントネックと3種類のネックを選ぶことができる。
カテゴリ:コブラ KINGビンテージ パター シリーズ,特集ページ
いずれにしても、『DLTテクノロジー』に変わりはない。パターのロフト角は上方の片側が4度になっており、もう片側にいくにつれて1度に減少する。段階的にロフト角が減ることで、ボールをどのようにストローク(上向き、スクエア、下向き)しても、打ち出し角は1.5度になる。コブラ(そしてLA GOLF)では、これを理想的な打ち出しとしているのだ。
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新しいコブラパターの「ディセンディング ロフト テクノロジー=『DLT』」のラベルが、以前の「Sik」ではなく「LA GOLF」になっていることを不思議に思っている方もいるかも知れない。これは寝返ったわけではない。
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パターに悩んだら一度手にして欲しい逸品
最後に南は、「ゴルフを長くやるほど、ミスショットの嫌な感覚が体に染み付いています。特にパターは、プロであってもだんだんと感覚が悪くなって、距離も方向もあいづらくなっていきます。そんな感覚のズレを補ってくれるのはクラブで、コブラの『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は多くのゴルファーの助けになるはずです。アライメントが取りやすいし、何よりミスヒットへの強さが段違いです。自信を持って、おすすめできるシリーズですよ」とコメント。
“パット・イズ・マネー”という格言からも分かるように、パターはスコアメイクの鍵を握る重要なクラブ。もっとゴルフが上手くなりたい、ベストスコアを更新したいと願うゴルファーには、ぜひ革新的なテクノロジーを積んだコブラの最新パターを試してほしい。パッティングのイメージが大きく変わること間違いなしだ。
✦取材協力/高松グランドカントリークラブ
✦撮影・構成/田辺直喜
コブラ コブラ MELBOURNE II パター オリジナルスチール
「3Dプリント」にすることで、コブラが従来のテクノロジーでは実現できない可能性があるパター部品を製造することができるからだ。
Cobra パター – 海外カスタムクラブ専門店PEAKGOLF
コブラのパターは科学的なデータに基づいて設計されているので、ヘッドに連動するシャフトのネック形状も重要な選択肢です。
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「問題ないなら余計なことはするなよ」とは、多くのパターブランドの座右の銘だ。「GRANDSPORT 35(グランスポーツ35)」の成功を考えるとその通りかもしれないが、コブラではこの「GRANDSPORT」の設計を大きく変更することを選んだ。これは見た目を重視した判断だったのだと思う。
【番外編】最終スコアと大活躍したcobraのパターを勧め ..
コブラのパターは魅力的なヘッドに注目しがちですが、ネック部分に注目すると選びやすくなります。
【2024年12月】COBRA(ゴルフ) パターのおすすめ人気ランキング
私の計算では、今回の新しい「3Dプリント」パターシリーズは、コブラが発表した「3D」シリーズの3代目。採用しているプリント材料とプリントの構造は変わったが、コブラがこのテクノロジーを採用する理由は変わっていない。