フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラR️)に飲み合わせの悪いものはありますか?」に関する現役医師の回答がご覧になれます。
急性・慢性いずれの副鼻腔炎にも漢方薬を用いることもあります。有名な商品であるチクナインの主成分である辛夷清肺湯や荊芥連翹湯、葛根湯加川きゅう辛夷などが用いられます。急性期よりも慢性期の治療として用いられることが多いです。
子どもの副鼻腔は、2歳頃から発達し始めて、17歳頃にほぼ完成する器官です。生まれたての新生児期の副鼻腔は、まだ直径1㎝程度で鼻腔とも繋がらず骨髄で形成されています。そのため、小さい子どもの副鼻腔炎はないとされています。
しかし、4歳~6歳頃になると、副鼻腔の通路が広がり炎症を起こしやすくなるので注意が必要です。
子どもは鼻腔と副鼻腔を繋いでいる穴が小さいため、鼻風邪から容易に副鼻腔炎を発症します。また、同時に鼻の奥と耳の中を繋いでいる耳管という細い管も短いため、副鼻腔炎を起こしていると中耳炎も起こしやすくなります。
一方で成人の副鼻腔炎に比べて治りやすという特徴もあります。
治療は成人と同じで、抗生物質が中心になります。
当院ではレントゲンやファイバー検査を用いて確実な診断治療を心がけています。
ロイコトリエンとは、体の中でアレルギーや炎症反応を起こし続けるためのシグナルとなる、ホルモンのような働きをするもの(脂質、エイコサノイド)です。気管支喘息の原因にもなっています。抗ロイコトリエン薬は、体の中でロイコトリエンからのシグナルを受け取っている場所に先回りして、ロイコトリエンのシグナルを体が受け取らないようにすることで、ロイコトリエンがアレルギーや炎症反応を起こし続けないようにする働きがあり、炎症を抑える効果を示します。
抗ロイコトリエン薬は、鼻ポリープを伴う副鼻腔炎に勧められています。
蓄膿の症状があり、チクナインを服用しました。チクナインと薬箱の鎮痛剤は一緒に飲んでも大丈夫でしょう…
ステロイド剤にはアレルギー反応や炎症を抑える効果、水分を調節する効果などいろいろな効果を持つお薬です。
点鼻用のステロイド剤は鼻にしっかり効果がある一方、最近の点鼻薬はほとんど鼻以外には作用せず、体内で作用する割合はごくわずかで1%以下と言われています。そのため、体への副作用をあまり心配せず使えるようになっています。
鼻の粘膜が炎症を起こしている状態ですので、鼻ポリープのある無しにかかわらず、炎症を抑えるという意味ですべての副鼻腔炎に効果があります。
副鼻腔には「繊毛機能」と呼ばれる機能で副鼻腔の内部に貯まった鼻水やごみを、出口(自然孔)の方向に送り出して排出する機能があります。
副鼻腔炎では粘り気の強い鼻水が鼻の奥に貯留することで、この機能がうまく働かなくなり、結果として膿やその他のごみが副鼻腔の内部に貯まって、粘膜の状態を悪化させてしまいます。
カルボシステインは痰の粘りをとり排出を助けるお薬で、痰を排出させることで副鼻腔内の粘膜の状態を改善します。
副鼻腔炎の初期や膿性の鼻漏がひどくなった時には、殺菌作用のある抗生物質を使用します。急性副鼻腔炎に対して使用される抗生物質は、殺菌効果の高く、副鼻腔によくお薬が届きやすく設計されているものが推奨されます。
海外では副鼻腔炎の状態別に抗生物質の種類が細かく示されているものもありますが、主要なマニュアルを作成している欧米の国々とは副鼻腔炎の原因となる細菌が異なりますので、年齢や状態、細菌検査の結果によって、症状に最適と思われるお薬を処方します。
副鼻腔炎はお薬による治療が主になります。通常は、副鼻腔炎初期ではウイルス感染がメインなので抗生物質の効果はありませんが、数日後には二次的細菌感染が引き起こされます。細菌をやっつける抗生物質のほか、炎症をおさえる薬や鼻汁をさらさらにして出しやすくする薬、アレルギーを抑えるお薬などが使われます。
・パーキンソン病治療薬:セレギリン塩酸塩など
喫煙をする人はタバコの影響によって鼻の粘膜が弱くなり、細菌感染を起こしやすく副鼻腔炎になりやすい傾向にあります。
また、虫歯が原因の場合もあります。
副鼻腔炎について説明します
鼻からウイルスや細菌が入り、副鼻腔に侵入して炎症を起こすと副鼻腔炎になります。真菌(カビ)の一種が感染して起こることもあります。
チクナインは、蓄膿症・副鼻腔炎による、後鼻漏(こうびろう)の症状も改善します。 蓄膿症(ちくのう症)・副鼻腔炎などで、鼻水が増えてくると、水様性あるいは粘性の鼻水が、鼻の奥からのどに落ちていくことがあります。 この症状を「後鼻漏(こうびろう)」といいます。
鼻の入口からのどにつづく、空気の通る穴を鼻腔といいます。鼻腔のまわりの骨には左右それぞれがあって、これを副鼻腔といいます。これらの副鼻腔は粘膜で覆われており、正常な状態においては空気で満たされています。
は、眼の下の空洞で、4つのうちで最も大きい空洞です。ここに炎症が起こると、頬や上あごの歯が痛くなります。
は、両眼の間にある、蜂の巣のような空洞の集まりです。ここに炎症が起こると、眼の間が痛くなります。
は、眼の上の空洞です。ここに炎症が起こると、額が痛くなります。
は、鼻の奥にある空洞です。ここに炎症が起こると、眼の奥や頭痛、頭重感がでます。
またほかのアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬,鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬など)もアレグラFX、クラリチンEXともに併用が不可となります。
医学的には3か月以上続く場合を慢性副鼻腔炎と定義しています。急性副鼻腔炎が契機になって生じた細菌感染を原因とします。時に鼻茸(ポリープ)を伴います。
従来型の副鼻腔炎(化膿性副鼻腔炎)のほかに、気管支喘息を合併する好酸球性副鼻腔炎という難治性の病態も存在します。
ほかには、真菌(カビ)が原因となる副鼻腔炎や上の歯が原因となる歯性上顎洞炎もあります。
「チクナイン(顆粒、錠剤)」に関するQ&A 他の医療用医薬品と併用してもいいですか? 併用禁止の薬はございませんが、同じ生薬を含む薬との併用には注意が必要です。
耳鼻咽喉科医が最も得意とする検査です。鼻内を内視鏡で観察し、膿性の鼻汁が副鼻腔から鼻腔へと流れ出てくることを確認します。また、ポリープの有無も確認することができます。
副鼻腔炎の多くは内視鏡検査で診断可能ですが、鼻腔と副鼻腔の交通路が完全に閉鎖してしまっている場合は、内視鏡検査のみでは診断困難な場合もあります。
チクナイン(顆粒
もるさん、こんばんは。
ご相談、拝見いたしました。飲み合わせについてのご相談ですね。
鼻炎や鼻詰まりにお悩みのようですね。
さて、添付文書を確認しましたところ、併用は特に問題ないとされております。それぞれ違う作用で鼻炎の諸症状の改善が期待できると思います。用法用量を確認の上、服用くださいませ。
また何かありましたらいつでもご相談くださいませ。
他の医療用医薬品と併用してもいいですか?
その他では、骨粗鬆症に使われる各種ビスフォスフォネート製剤などがあります。但し、同じグループに属する薬でも、キレート化合物の作り易さにより、影響に違いがあるようです。
また、酸性下の胃内では溶けず、中性の腸で溶けるようにした「腸溶錠」というタイプの薬を牛乳で飲むと、薬が中性に近くなった胃で溶けてしまいます。胃を荒らす原因になりますので要注意です。アスピリン腸溶錠(バイアスピリン)や大腸刺激性下剤のビサコジル(コーラック)が該当します。しかし、これらも抗生物質同様、2時間ぐらい時間を空ければ、服用に問題は合いません。
医療総合QLife
●ちくのう症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎を改善する内服薬です●9種類の生薬からなる漢方「辛夷清肺湯」の働きで、鼻の奥の炎症を鎮めながら、膿を抑えて呼吸を楽にします●1日2回で効く内服薬です●顆粒と錠剤の2種類から選べます
山内診療所
もし飲み合わせの悪い薬やサプリメントを飲んでしまったらどうすればいいのでしょうか。まずは気づいた時点で低用量ピルを処方してくれている医師に相談しましょう。そのまま併用を続けると、低用量ピルや、併用した薬の効果に影響が出たり、体に悪影響を及ぼしたりすることもあります。また、体調不良や体に異変があった場合は特に早めに医師に相談してください。
「チクナインとの飲み合わせ」に関する医師の回答
かつては、鉄欠乏性貧血の時に処方される鉄剤をお茶では飲まないように指導されていたようです。しかし、現在は、薬に含まれる鉄の量が多いので、お茶で生じる吸収ロスを無視できるとして、「臨床的に問題なし」と判断されています。従って、鉄剤をお茶で飲んでもかまいません。他では、骨粗鬆症の薬(ビスフォスフォネート製剤)について添付文書の併用注意を見ると、「カルシウムやマグネシウムなどと一緒になると吸収が悪くなる」とあります。牛乳や一部の高硬度ミネラルウォーターなどは駄目ですが、通常の(薄い)お茶では問題ないようです。結論として、手元に水や白湯がないときには、湯呑1杯弱程度のお茶で薬を飲んでも大丈夫です。
花粉症治療に用いる抗アレルギー薬「アレグラ」の特徴と効果
●ちくのうを伴う副鼻腔炎による鼻づまりを緩和する点鼻薬です●ちくのうの原因菌を殺菌するベンザルコニウム塩化物入り●コンパクトなので持ち運びができ、どこでも使えます
アレジオンとチクナイン共に摂取しても問題ないでしょうか?教えてください アレジオンは抗アレルギー薬、チクナインは生薬。服用は問題ありません。
花粉症などによるアレルギー性鼻炎や湿疹、かゆみなどに効果を発揮するフェキソフェナジン(アレグラ)は、眠気が少ないのが大きなメリット。とくに女性は男性に比べて抗アレルギー剤による眠気の副作用が出やすい面がありますから、重宝されているようです。また、この薬は医療用もありますがOTC商品もあり、薬局やDSでも購入できるので便利です。