以下に該当する場合は、セレコックスの服用が禁忌とされています


元々、てんかんのお薬です。ミグシスが登場する以前より使われていました。眠気の副作用が強めですが、効果も期待できます。500mg~600mg/日の内服が勧められます。ミグシスで効果が今いちだった方にお勧めしています。


片頭痛をこじらせてしまった人に効果的なお薬です。元々は、抗うつ剤ですが少量投与により痛み止めに頼っている人に効果的です。(視調節障害、鼻閉、口渇、頻脈、便秘、排尿障害、緑内障には禁忌とされています)
使用量は低用量(10~20mg/日、就寝前)で使います。

元々このお薬も血圧降下、血管拡張作用のお薬です。これ以外の使用には、本態性振戦、血圧のお薬として使われます。このお薬も血管の、収縮拡張に作用し頭痛頻度を減らすとされております。妊娠中の片頭痛予防にも使います。
30 mg/日から開始し30~60mg/日の用量とする。

ストレスとなるものは、片頭痛の誘因となります。出来るだけ避けましょう。

当院で片頭痛と診断した方のファーストチョイスとなるお薬です。Ca拮抗薬です。ミグシスを使用することで、発作回数や頭痛の程度の軽減、発作治療薬の減量、片頭痛による前駆症状の改善などの効果が期待できます。このお薬は脳の血管に選択的に作用する特徴があり、血圧低下等はほんとありません。血管の収縮と拡張の差を少なくして片頭痛発作を軽減します。血管の収縮、拡張を安定させて減らす事により頭痛が誘発される事を減らします。効果発現まで早い人でしたら1週間で効果を実感できます。通常は1カ月~3カ月程度で効果を見極めていきます。臨床では、効いている!!と言って頂ける方の割合は60%〜70%位の印象です。

片頭痛は月2回以上発作がある場合は、予防治療をお勧めします。
予防治療により発作の頻度、発作の際の痛みの強さを改善する事ができます。
当院で主に用いる予防薬は下記になります。

経験上、トリプタン不応性やCGRP製剤抵抗性の頭痛患者様でも、その他非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)と比較して鎮痛効果が得られる傾向があります。

セロトニン1F受容体にレイボーが結合することにより、CGRP(頭痛の原因となる物質)等の頭痛発作を誘発する物質の放出を抑制する効果があります。


NSAIDs(非ステロイド消炎鎮痛薬):ロキソニン、セレコックス、ボルタレンなど

当院では主に、セレコックスを使用します。セレコックスは、COX-1には作用せず、COX-2に選択的に作用するため、胃を荒らす副作用が少ない痛み止めとされております。後は、効果が切れるのがゆっくりの為、急に切れる事による痛みを感じにくい(ロキソニンと比べて)のでよく使用します。

整形外科医が選ぶ痛み止めランキング:安全で効果的な使い方ガイド

慶応大学医学部脳神経内科 滝沢 翼先生による論文です。日本頭痛学会並びに国際頭痛学会でも有名な先生です。
今回は、タバコと片頭痛の関連を示唆する論文となっております。今の時代、喫煙人口はかなり減っていますが、それでも喫煙者に暴露する機会はありますね。喫煙は百害あって一利なしと、頭痛でも証明されました。

痛み止め。効かない?!内服の効果の比較 | 都立大整形外科クリニック

トリプタン製剤が初めての方には、薬の効きも早く中枢性の副作用や首や胸の締め付け感が少ないレルパックス(エレトリプタン)をお勧めします。
授乳中での使用も問題ないというエビデンスもあり産後の方にも比較的使いやすいのが特徴です。

作用機序(セレコックス錠:2007年1月26日承認、CTD2.6.2.6.1)

今回の結果は、受動喫煙が片頭痛の誘発に関わる因子の一つである可能性を示唆しています。

セレコックス頭痛に効くのについて | 医師に聞けるQ&Aサイト

CSDは塩化カリウム(KCl)を大脳皮質へ滴下することによって誘発することができます。本研究グループは低濃度から高濃度のKClを順次滴下し、CSDの誘発閾値を調べました。低濃度のKClで誘発されるほど、つまり閾値が低いほど、片頭痛の感受性が高いと評価することができます。
今回の研究では、タバコの煙に1時間曝露したマウスと、曝露していないマウスにおけるCSDを比較しました。
雄マウスでは、タバコの煙への曝露によるCSDの誘発閾値の差は認められませんでしたが、雌マウスでは、タバコの煙に曝露されたグループで、曝露されていないグループに比べて有意にCSDの閾値が低下している、すなわち片頭痛の感受性が高くなっていることが明らかになりました(図2)。

内科で、頭痛のとき用にカロナール。効かなかった時にはロキソニン整形で、腰や腕が痛いとき用にセレコックスを、もらっています。

片頭痛(注1)は有病率が8.4%と頻度の高い疾患です。特に、女性では男性よりも3.6倍高いことが報告されています。片頭痛の誘発に関わる因子にはストレス、睡眠不足、天気、香水など、様々な要素が含まれます。受動喫煙も、その一つとして考えられており、臨床の現場では、片頭痛患者に避けるよう指導することもあります。しかし、受動喫煙が実際に片頭痛誘発に関わっているのか、結論が出ていませんでした。
片頭痛の動物モデルとしては、皮質拡延性脱分極(Cortical spreading depolarization; CSD)モデル(注2)がよく用いられています。今回、本研究グループは雄および雌マウスをタバコの煙に曝露した後、CSDモデルを用いて、片頭痛の感受性を、タバコの煙に暴露していない同じ性別のマウスと比較しました(図1)。

片頭痛治療薬; 利尿薬; ビタミンD薬; 麻酔薬; 糖尿病治療薬; 痛風治療薬; その他 ..

喫煙群の雌マウスは偽群と比較して低いCSD閾値を示し、CSDおよび前兆を伴う片頭痛の病因に対する喫煙の影響における潜在的な性特異的差異を示唆している。この発見は、受動喫煙と性差に関連した片頭痛の病態生理の理解に貢献する可能性があります。

セレコキシブ錠は頭痛にも効きますか?今飲んでから気になりました。ロキソニンの方が良かったかな… 関節リウマチ系に作用します。

片頭痛患者には、頭痛やその他の健康状態を悪化させる可能性があるため、受動喫煙を避けることが一般的に推奨されます。しかし、受動喫煙と片頭痛との関連性については質の高い証拠が不十分であり、動物モデルを使用したさらなる研究が必要である。そこで、マウスモデルを用いて、前兆を伴う片頭痛の生物学的根拠である皮質拡散性脱分極(CSD)の感受性に対する受動喫煙の影響を調べた。

医療用医薬品 : セレコックス (セレコックス錠100mg 他)

ビタミンCは、美容や癌領域でも昔から効果のあるものとされておりました。今回の論文ではビタミンCの摂取量と頭痛頻度の逆相関(ビタミンCを取ると頭痛が減るデータが出ています。)が認められました。
片頭痛予防には適切な睡眠時間や、誘引となる、音、匂い刺激、光刺激を遮断するまたストレスを軽減する事等もあります。更に頭痛を予防する上では、ビタミンCの追加接種等も考えても良いかもしれません。

セレコックス錠100mg | くすりのしおり : 患者向け情報

図3:食事性ビタミンC摂取量と片頭痛リスクとの関連に関する層別分析

[PDF] セレコックス錠 100mg セレコックス錠 200mg

結果は、層別分析でビタミンC摂取と片頭痛のリスクとの間に一貫して負の関係を示しました(図3)。いずれのサブグループでも有意な相互作用は観察されませんでした(P>0.05)。

セレコキシブ錠100mg「ニプロ」 | くすりのしおり : 患者向け情報

食事によるビタミンC摂取は片頭痛と逆相関しており、ビタミンC摂取と片頭痛の間には負の直線関係が見られました。

[PDF] セレコキシブ錠 100㎎・200㎎「ニプロ」 を服用される患者さんへ

近年は、ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体の注射薬による予防治療も行われております。
は、イーライリリー・アンド・カンパニーにより創製されたヒト化抗CGRPモノクローナル抗体で、新規作用機序をもつ片頭痛発作の発症を抑制する薬剤として開発されました。
カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)は片頭痛発作時に上昇することが知られており、本剤はCGRPに選択的な結合親和性を有し、その活性を阻害することで、片頭痛発作の発症を抑制することが期待されます。副作用も、内服の予防薬に比べ非常に少ない為、内服で効果が得られなかった、内服での副作用が出る方には積極的にお勧めしています。