他、梅毒性の動脈瘤、神経梅毒(進行麻痺では記憶力低下、認知症、全身 ..


*「なぜ女性に増えているのか、理由は分かりません。
ただ、20代前半の女性に急増していることを考えると、中国人向けの風俗嬢を中心に
発症が増えている可能性は否定できません。」






*確かに近年、中国では梅毒が爆発的に増えており、日本の300倍以上という指摘も
あるからです」

*また2014年の中国・江西省南昌での調査によりますと、ストリートガール(いわゆる街娼)361人中の梅毒感染率は43.5%と、半数近くにのぼっています。
これは驚くべきことです。

TBSニュースバードのニュースの視点 『梅毒患者急増 99年以降最多に』に生出演いたしましたので報告いたします。
(放送日:2016年9月21日 午後2時40分から3時15分)











●よろしくお願いいたします。(尾上)





第二期梅毒:第一期梅毒から治療をせずに放置しておくと、全身の皮膚・粘膜の ..

しかしその半年後に、再度血液検査をしたら、やはり上記の数値と全く変わっていませんでした。

梅毒は治っていないのではと不安になりました。

そこで質問なのですが?

こんなに長い間数値が高いまま全く変わらないということがあるのでしょうか?

このまま数値が下がらない場合、再度服薬治療を行った方がよいのでしょうか?

この高い数値でセックスしても本当に大丈夫なのでしょうか?

結婚をしていて、子供がほしいと思っています。

でも、子供は作らない方がよいのでしょうか。

ちなみにHIVの検査は陰性でした。

お忙しいとは思いますが、回答よろしくお願いいたします。


① 吉原病院 花魁の検診風景



【回答】

大変不安ですね!

大切なことですが、梅毒の治療の目的は、原因微生物である梅毒スピロヘータを死滅させることであり、血液検査(TPHA)の抗体価を下げることではありません。

2013年に修正された、日本性感染症学会の治療ガイドラインに則った治療を行えば、心配ありません。

薬を4ヶ月服用してもこの数値は全く変わらないのは、貴男が梅毒に罹患した時期が不明で、恐らく梅毒の発見時期が遅れたため、治療のスタートも遅れることとなり、薬の影響、効果がデータに反映しなかったのでしょう。

しかしながら、駆梅治療は、パセトシンカプセル(AMPC)250mgを1回2錠、朝昼晩3回の服用を8週間(最大12週間)すれば治療ガイドラインに則った治療になります。

貴男の場合は8週間ではなく、それ以上の4カ月(16週間以上)服用したわけですから、治療は十分にできていると考えてください。

言い換えると、駆梅治療は既に終了していると考えてください。

通常は梅毒の治療効果はRPR検査で経過観察いたします。

一方、TPHA検査は治療効果をみるには適さないとされています。

先ほども申し上げましたが、数値が期待通り下がらないのは、病気の発見が遅れためと考えてください。

私見で恐縮ですが、駆梅治療は既に終了していますから、他人への感染力はありません。
ですから、性的な行動をしても心配ありません。

貴方は結婚しているのですから、子供さんをつくってもかまいません。

先天梅毒児が生まれる危険性もありません。

冒頭にも申し上げましたが、最後に、我々臨床医に言いたいことですが、❝梅毒の治療の目的❞で一番大事なことは、梅毒の病原微生物であるTreponema pallidumを死滅させることであって、梅毒血清反応の検査成績(Tp抗体価)を陰性化させることではないということです。

これは、臨床医の「落とし穴」ともいえます。

臨床医は心しておかなければなりません。

お大事になさってください。

② 「築地の貝」 鮑のステーキ!素敵です!旨いス!





●・・そうですね!・

*「たとえばクラミジアには痒み、淋菌感染症には排尿痛など
自覚症状がはっきりでますが、初期の梅毒は痛くも痒くもないのが特徴です。
症状が出ればよいのですが、症状が出ない方が多く気付かないまま感染を
広げてしまうことになります」



【相談内容】

はじめまして。 去年の夏、梅毒であることがわかりました。

検査の結果はRPR64倍、TPHA10240倍でした。

そのため9月上旬からパセトシンカプセル250mg、1回2錠を朝昼晩3回の服用を開始しました。

しかし、4ヶ月薬を服用してもこの数値は全く変わらなかったため、大きな病院を紹介されました。

その病院の先生からは、数値は年単位で下がるものだから、そんなにすぐには下がらない。

だから定期的に検査をするように言われました。

薬が効いていないことはないので、もう服薬もしなくて大丈夫で、感染力もないのでセックスもしてよいと言われました。

30代後半の男性から、梅毒のことで相談がありましたので、報告いたします。


心臓病・悪性腫瘍(がん)・けいれん性疾患・血液疾患・ぜんそく・脳卒中・梅毒等に関する内容

こうした意見を踏まえ、厚労省は今後、同剤の重要性だけでなく、 梅毒の診断や治療に関する最新の情報といった医療者向けの啓発活動を 重視する考えも指針に盛り込む方向で、委員の意見を集約する方針。

第4期梅毒○無症候梅毒○先天梅毒○HIV感染に併発した梅毒 ..

委員からは、1回の治療で済む同剤を評価する意見が出た一方、 梅毒と診断できない若い医師がいることを懸念する声も出た。

クラリスロマイシンとはマクロライド系という抗生物質で、クラミジア、淋病、梅毒に有効的とされています。 ..





●・・・その通りです。

*実は、しこりもできず、リンパも腫れていないのに、血液検査だけが陽性になる
無症候性の梅毒の方が多くみられます。

*陳旧性梅毒といって随分昔に感染し、何の症状も出ず自然治癒したのに
10年くらいたっても梅毒の抗体だけが残り、血液検査の種類によっては陽性が
持続するケースもあります。

陳旧性は症状も感染力もないので、通常は治療いたしません。

ところが現実には陽性であることを理由に、老人ホームによっては入所を断られる
高齢者がいらっしゃいます。

不当な差別と問題視しております。

梅毒 · トリコモナス症 · コンジローマ · 抗HIV剤・エイズ · 寄生虫の駆除薬(人体用) ..

この日の会合で厚労省の担当者は、 「現在日本で承認されている梅毒の治療薬は、複数回の治療が必要であり、 脱落する患者がいる」といった課題を挙げ、 「国際標準で使われている治療薬が国内でも使えることが重要であることを (予防指針に)記載してはどうか」と提案した。

性感染症 Sexually Transmitted Infection

梅毒の治療薬については、海外では筋肉内に注射して1週間ほど効果が 持続する「ペニシリンG」を使うことが標準的な治療(梅毒1期と2期) とされている。

妊婦の場合はマクロライド系(クラリスロマイシン、アジスロマイシンとなります。

定期的な性病検査を受けられる方にも、続けやすい価格で検査をご案内しておりますので、ぜひご活用ください。

マクロライド系抗菌薬(クラリス®、ジスロマック®、エリスロシン®など)





●そうですね。胎児感染で重い障害が出てくる恐れがあります
そのため大変危惧されており、社会的に憂慮すべき問題ですね。

*梅毒にかかった母親の胎盤を介して感染します。
決して多くはないのですが、年々増加傾向にあります。
基本的に妊婦検診で発見されるものの撲滅はされておりません。
「先天梅毒は出生時に肝臓や脾臓がはれたり、低体重であったり、学童期になってから
難聴を発症したりします。
20代の女性に梅毒が増えている現状を踏まえれば見過ごすことはできません」




●・・・それでは第1期の説明をいたします。

*顕症梅毒の第1期では感染部位に小豆大のしこり(初期硬結)が生じます。

次第にしこりが崩れて潰瘍を形成(硬性下疳)、さらに両足の付け根のリンパ節が
腫れてきます。

感染からおよそ3週間後に発症いたします。

サワシリン錠250の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

梅毒の感染拡大に対処するため、厚労省と小委員会は今後、同剤の“国内解禁”の 必要性を性感染症の予防指針に盛り込む方向で調整する。

・ アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター ..

他院での検査結果(おおむね二週間以内の淋病・クラミジア・梅毒の結果)をお持ちの方には、処方の際にご提示いただくことも可能です。

マクロライド系のクラリスロマイシンが、これまで効いていなかったので ..

「ただ、いずれも痛みや痒みを伴わず、発熱もないため、1期で医療機関を受診する方は
あまりいらっしゃいません。

しこりは性器に限らず、オーラルセックスの場合は唇や舌、咽頭や尿道に、
アナルセックスの場合は肛門にできます。



放置していても数週間で消えてしまうため、自然に治ったと思い込んでしまう人も
多くみられます」
自己診断は非常に危険ですね。






●・・・そうですね!3カ月から3年までを第2期といいます。

*1期の症状が消失しても自然治癒しない限り、3カ月~3年の間、梅毒トレポネーマが
血液に乗って全身にまわり、2期に進みます。

*「ここで初めて皮膚・粘膜の発疹や臓器梅毒の症状が出てまいります。
主に皮膚症状が出てきます。
ですから2期になりますと皮膚科を受診する人が大半です。
最も特徴的なのが手のひらや足の裏に広がる赤い紅斑です。
梅毒性乾癬という発疹です。これも痛みや痒みがないので、放置する人もいます」

「梅毒性の脱毛もあり頭髪がまばらに抜けるのが特徴です。
また、2期の段階で紅斑を見つけ、皮膚科に駆け込んでも、皮膚科医が梅毒を
疑わなければ、ただの湿疹と片付けられるケースもあります。」

「2期では血液検査は陽性になりますから、心配な方は必ず検査を受けてください。
1期、2期は感染力が強いため、人にうつしてしまう可能性がございます」












●・・・そうですね! いよいよ3期、4期ですね。

*感染後、3年以上経過しますと、結節性梅毒疹や皮下組織に鶏卵大のしこり
(いわゆるゴム腫)が生じることがあります。
鼻の骨が破壊されるのもこの時期です。



感染から10年たちますと4期に入り、心臓、血管、神経などに障害が出て、
大動脈炎や大動脈瘤、進行麻痺など重篤な症状に進むことがあります。





●・・・おっしゃる通りですね。よくご存じですね!

*「現在は特効薬ペニシリンのおかげで、早期に治療を行えば、3期、4期に
進行することはありません。
また3期、4期は感染力が弱く、人にうつす心配もほとんどありません」







●・・・そうですね! 最近の報告では

*HIV(ヒト免疫不全ウイルス)にも重複感染している場合は、梅毒の時期に関係なく、1期~4期の段階を経ず、様相が変わるという報告が増えています。

「梅毒に感染していると、その病変部位、特に潰瘍があるとその部位からHIVにも
重複感染しやすい傾向があります。
1期や2期でも重篤な症状が表れやすくなります。
脳に菌が回り、神経を侵される場合もあります。
梅毒の検査をする場合はHIVの検査も同時に受けることをお勧めいたします」




●2013年に修正されました日本性感染症学会の治療ガイドラインに則った治療を
行えば心配ございません。

*昔とちがって、梅毒が死に至る病ではなくなった現在、防ぐ術と治す術は確かにあります。

*急増しているからといって、パニックになる必要はございません。





●・・・その通りですね!
*「顕症梅毒の第1期では、しこりや腫れの症状があっても、感染から3~4週間までは
血液検査が陰性になることがあります。
その場合、病変部を採取し、暗視野顕微鏡で検査しますが、病原体の採取と視認に
習熟を要するため、 あまり用いられておりません。
多くの病院では通常、血液検査を行って診断しています。






●・・・そうですね
*感染機会から、すぐの検査では正しい結果がでません。
血液検査は感染機会から3~6週間以降に受けるようにしてください。






●・・・大事なことは
*まず、不特定多数の人と性的接触をしないこと。

*する場合は、はじめから終わりまでコンドームをしっかりとつけること。
性交時はもちろん、オーラルやアナルセックスでも同様です。

*コンドームは避妊だけでなく、梅毒を含めた性感染症予防の手段と考えてください

*しかし、不特定多数ではなく特定のパートナーとだけセックスしていても、
パートナーが風俗通いをしたり、違う相手と接触していれば、
結果的に感染の恐れがあります。

*いくら自分が気をつけていても、相手が「潔白」で、感染していないかどうかは
分からないものです。

*現実には難しいでしょうが、2人そろって検査をするのが理想的です。

*まずは1回でも、感染を疑う行為があったら、3~6週間置いてから、
医療機関を受診してください。

*加えて医師選びも重要です。梅毒症状を見たことがない若い医師がいるからです。

*迷ったら、性感染症に精通した専門医を受診してください。

*最近では、自己検査キットもありますが、うまく採取できないことがあるので、
注意してください。





●・・・その通りですね。何回でも感染いたします。






●皆様の性の健康をお祈りいたします。
ありがとうございました。(尾上泰彦:終了)





放映終了後
キャスター:菊野理沙さまとツーショット!

蛋白合成阻害薬であるマクロライド系(エリスロマイシン、クラリスロマイシン ..

当院では、耐性菌の発生を防ぐため、ドキシPEPを始めるすべての方に淋病・クラミジア・梅毒の検査を特別価格で受けていただいています。