ここではミノキシジルとプロペシアの副作用について解説致します。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンに5αリダクターゼという酵素が働くことで作られることが特徴です。フィナステリドはこの5αリダクターゼの働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンが作られないようにします。プロペシアを服用することでジヒドロテストステロンが作られにくくなるため、薄毛の進行を抑制することが可能です。
フィナステリドの作用・効果について知るために、まずはAGAのメカニズムを簡単に解説します。
AGA(男性型脱毛症)の発症で髪が抜けるのは、「5αリダクターゼ」という酵素が深く関わっています。5αリダクターゼは、男性ホルモンの「テストステロン」を「DHT(ジヒドロテストステロン)」にする作用があります。
生成されたDHT(ジヒドロテストステロン)は、ヘアサイクルの中でも髪の成長に必要な「成長期」という期間を極端に短くしてしまうため、抜け毛や薄毛を引き起こします。
フィナステリドやデュタステリドですが、こちらも併用禁忌薬剤はありません。
そして、基本的には注意すべき併用薬もありませんが、前立腺肥大症の治療などでもフィナステリドと同一成分の薬が使用されることがありますので、二重で内服してしまわないように注意してください。
ただし女性については、フィナステリドの服用が禁止のため併用できません。
フィナステリドを用いて414名の被験者に48週間にわたって服用してもらったところ、フィナステリドを1日に1mgを服用したグループでは58%、0.2mgを服用したグループでは54%の方に頭頂部の改善が見られました。
フィナステリドには5αリダクターゼを阻害する作用があるため、AGA(男性型脱毛症)の進行を防ぐ効果があります。このことから、フィナステリドは「守りの薬」と呼ばれることも あります。
豆知識程度に知っておいてほしいのが、一部の胃薬や抗生物質、それから抗真菌薬などとの相互作用によって、体の中でフィナステリドが分解・代謝されるスピードがゆっくりになり、フィナステリドの血中濃度が多少高まる可能性があります。
食べ物でいうと、グレープフルーツにも同様の効果があるので、「食べてはいけない」といったレベルではないんですが、気になる方は、控えてみても良いかもしれません。
お薬ではありませんが、飲酒をする習慣のある方も少し注意が必要です。
薬を飲み始めてから「お酒を飲んだ際に酔いやすくなった」と感じる方が時々いらっしゃいます。
お酒とミノキシジルの相互作用に関しては医学的に立証された事実はありませんが、ミノキシジルと飲酒による血管拡張の相互作用で、このように感じてしまっているのではないか?という説もあります。
ただ、ミノキシジルに限らずどんな薬でも、「薬を飲み始めてから酔いやすくなった」という患者さんは時々いらっしゃるので、これはミノキシジル特有の現象とは言えないんじゃないか?と思います。
フィナステリドとデュタステリドの違いとは?効果や副作用を分か...
代表的なAGA治療薬として知られるフィナステリド(プロペシア)とミノキシジル。どちらもAGAの改善効果を持ちますが、2つの治療薬では作用機序が異なります。それぞれの治療薬に関して詳しく解説します。
フィナステリドとデュタステリドの違いとは?効果や副作用を分か...
本記事ではミノキシジルとプロペシア(=フィナステリド)の併用時における、効果の変化や併用する際に注意が必要な薬、副作用などについて医師が解説します。
記事の最後にはAGA治療に関するよくある質問についてお答えしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
フィナステリドとミノキシジルの併用は、男性のみが行える治療方法です。
ミノキシジルの副作用でも触れたとおり、心血管系の疾患(血圧が不安定・不整脈など)をお持ちの方、褐色細胞腫の方の服用はおすすめできません。血管拡張の効果により、持病が悪化してしまう恐れがあるからです。個人輸入でミノキシジル内服薬を入手し、自己判断で服用するのは避けてください。
フィナステリドとミノキシジルの効果|併用療法や男女での違いも解説
複数の薬で治療している患者様はとくに、一部の薬のみ使用を中断してもいいのでは?と思うようです。事実、多くの患者様から「ミノキシジルだけやめたい」「効果は持続するか」といった減薬に関するお問い合わせが多く寄せられます。
ミノキシジルの特徴は、剤形(お薬のカタチ)が2種類あることです。
結構強引に、いくつか注意すべき薬や食べ物を上げてみましたが、基本的には併用できないような薬はありませんので、安心して飲んでいただけるかと思います。
「それでも心配です!」という方は、AGA治療を開始する際や、他の医療機関で新たな薬を処方してもらう際に、今飲んでいる薬の内容(お薬手帳など)を主治医の先生に見せていただければ、アドバイスがいただけるはずですので、是非確認してみてください。
フィナステリドとミノキシジルは併用可能?効果や併用禁忌について
抜け毛・薄毛を予防するフィナステリドに対し、ミノキシジルは発毛を促進する効果があることから、「攻めの薬」と呼ばれることがあります。
【AGA治療】フィナステリド単独VSフィナステリドとミノキシジル併用どちらが効果が高いのか? · Comments.
ミノキシジルで治療をされている患者様はとくに「髪が増えたので薬は不要」と感じるかもしれません。ミノキシジルの使用を中止した場合に髪はどのように変化するのか、断薬と減薬に分けて解説します。
男性の場合は併用により効果が高まることも期待できます。 ただし、いずれの治療薬も使用をやめると効果が失われ、薄毛が再び進行してしまいます。
フィナステリドとミノキシジルでは、報告されている副作用が異なります。また、ミノキシジルの場合は内服薬か外用薬かによっても副作用の内容が変わります。
効果: フィナステリドと併用することで、毛髪の密度を増加させ、成長期の毛髪を増やす効果が期待できます。 使用方法
一方で、ミノキシジル内服は女性の薄毛改善に効果が期待できます。影響を及ぼすフィナステリドと作用が異なるため、外用薬・内服薬ともに女性の使用が可能です。いずれにしても必ず専門医の診断のもと処方してもらいましょう。
HARG療法と他の薄毛治療薬(プロペシア・ミノキシジル)との併用は?
異なる効果を持つフィナステリドとミノキシジルは、併用が推奨されています。
併用することで、AGAの進行を遅らせながら、発毛を促進できるからです。いわゆる守りと攻めの効果を兼ね備えることができ、相乗効果が得られます。薄毛改善効果をさらに高められるので、より早く変化を実感したい方におすすめです。
ミノキシジル配合外用液5%処方 | ED治療の新宿西口クリニック
ミノキシジルは外用薬と内服薬で発症する副作用が異なります。
外用薬の場合は、頭皮トラブル(かゆみ・炎症)や初期脱毛などがあります。内服薬の場合は、動悸・頭痛・めまい・むくみ・肝機能障害・心疾患などがあげられます。
Q. プロペシアやミノキシジルとHARG療法は併用できますか?
フィナステリドの服用期間: 頭頂部の改善効果
2年: 68%
3年: 78%
フィナステリドはAGAの原因である抜け毛ホルモン「DHT」を減らすことで、薄毛の ..
AGA治療は内服薬・外用薬はもちろん、薬以外の治療法もあり、それらを組み合わせることでより高い効果が得られます。頭皮にミノキシジルなどの有効成分を浸透させる、レーザーや超音波を使用したメソセラピーも、内服薬とよく併用される治療法です。
【AGA治療】ミノキシジルの真実を皮膚科医が解説 | 美容コラム
実際にフィナステリドとミノキシジルを併用した症例写真を見てみましょう。個人差がありますが、治療を始めて3〜6ヶ月程度で目に見える効果を確認できます。